「クラピアとヒメイワダレソウ、どっちが雑草対策に向いてるの?」
3年前の私は、庭の広いスペースをグランドカバーでどうにかしたくて、芝生ではなくクラピアとリッピア(=ヒメイワダレソウ)を選びました。
白い花が可愛いクラピア姫に、ぐんぐん広がるおてんば娘・リッピア。
見た目はどちらもステキなんだけど、実際に育ててみたら、思っていたよりも草取りが大変だったり、虫が出たり…。

私は密に広がって、グランドカバーに人気のクラピアよ!
お庭のグランドカバーには最適よね!



えーーでも私の方が成長早いしー。
お値段もクラピア姫みたいに高くないから良いと思う!
私?私はヒメイワダレソウのリッピアだよ



でもあなた、花壇まで侵入して怒られてたじゃない!



まぁまぁ、それは元気がありすぎるだけー



いやいや、広い庭だったら芝生のワシの方がいいぞ!
今回は、芝生の親分・クラピア姫・リッピアの3キャラと一緒に、雑草対策や管理のリアルをゆるっと本音でお届けします!




クラピアとヒメイワダレソウ、私が選んだ理由と育ててみた感想





ズバリ!どちらが良いか選ぶなら
断然クラピアです。
ヒメイワダレソウは植えない!
庭づくりで悩んだのが、**「土のままだと雑草がすぐ生えるけど、どうしよう?」**という問題。
いろいろ調べる中で見つけたのが、クラピアとヒメイワダレソウ(リッピア)。
どちらも「グランドカバー向き」「雑草を抑えてくれる」「芝生よりも早く成長」という言葉に惹かれて、選択肢はこの2つに絞りました。



当時は、なぜか芝生は候補に入ってなかったんですよね…今思えば不思議です(笑)



なんで忘れるかなーー
庭全体をクラピアにしたかったけど…


クラピアって、1ポットあたりがけっこう高いんですよね。



1ポット600円ぐらい。
高い、、、。
庭全部に敷き詰めようと思うと、数万円単位での出費になってしまう。
そこでコストを抑えるために、庭の3分の1だけクラピアにして、残りの3分の2はヒメイワダレソウ(リッピア)にしました。
クラピアは花が可愛くて、葉の密度も高く、初めは「これは良い選択だったかも」と思っていました。
ヒメイワダレソウ(リッピア)は…おてんば娘!?





これ私!(ヒメイワダレソウ)
早くカットしないと豆苗みたいになるよ
日当たりは南向きで良好。ただ、家の影になる部分はやっぱり育ちにくいですね。
ヒメイワダレソウは成長スピードがとても早くて、最初のうちは雑草抑制効果もバッチリ。
でも、数年経つと隙間に雑草が生えるようになってきて…今では草取りが欠かせません。



まぁこれはクラピアにも言えることですけどねー
ヒメイワダレソウの方が間に生える雑草は多いけど
しかも花壇にもどんどん侵入してくるし、黒い毛虫が大量発生したこともあります(クラピアも。今は防虫スプレーで対策中)。
正直、広い範囲にクラピア、リッピアは管理が大変。
よく踏めば葉が細かくなって雑草も生えにくくなるんだけど、我が家のような広い庭では「よく踏む」っていうのが逆に難しいんですよね。



もっと私を踏んでーーー!


クラピア vs ヒメイワダレソウ|雑草対策グランドカバー5つの比較 デメリットは?
グランドカバーとして人気のクラピアとヒメイワダレソウ(別名:リッピア/リピア)。
我が家では両方を植えて3年が経ちましたが、「見た目」「雑草抑制力」「手間」など、似ているようで微妙に違いがあると感じています。



ここでは、実際に育ててみたからこそわかるリアルな比較を5つの視点でご紹介します。
① 雑草抑制力|どっちも3年目は雑草生えます
クラピアもヒメイワダレソウも、1年目はしっかり広がって雑草をかなり抑えてくれました。
でも…どちらも3年目には隙間から雑草が生えるように。
ヒメイワダレソウの方が背が高く伸びるぶん、間に草が入りやすい印象はありますが、手入れを怠ればクラピアも同じ。
「植えて終わり」ではなく、定期的な草取りは必要です。
② メンテナンス頻度|ヒメイワダレソウは刈り込み早めが◎





手前がヒメイワダレソウ
ミルク缶あたりがクラピア
どちらも夏場は月1ペースで刈っていますが、ヒメイワダレソウの方が縦にぐんぐん伸びやすく、早めに刈らないとボサボサに。
放置しておくと、冬前には切り干し大根みたいな茎が残って見た目が気になります。
クラピアは成長がややおだやかで、葉も密集してキレイな印象。
ただし、広いスペースだと手入れの手間はどちらも変わらず大変です。
③ 害虫の発生|毛虫はどっちも出る
黒い毛虫が発生したことがありますが、クラピア・ヒメイワダレソウともに出ます。
今は定期的な防虫スプレーでだいぶ落ち着いていますが、広がった草の中に虫が潜む可能性はどちらも同じ。
虫が苦手な方は、こまめに様子を見ながら育てるのがおすすめです。
④ 見た目|花の可愛さはクラピアに軍配


どちらも春になると小さな花を咲かせますが、クラピアの方が花が小さくて控えめ、ナチュラルな雰囲気が◎。
ヒメイワダレソウはピンクや白の花が華やかで、ちょっと大きめな花。
ただし、花壇などに侵入しやすいのが困りごとでもあります。
⑤ コスト|ヒメイワダレソウが圧倒的に安い
植え付け時の価格差はかなり大きく、我が家ではそれが一番の決め手でした。
- クラピア:1ポット約600円
- ヒメイワダレソウ:1ポット100円以下もあり!
広い面積に植えるなら、この差は大きい…。
だから私は庭の3分の2をヒメイワダレソウ、残りをクラピアにしてコストを抑えました。
比較ポイント | クラピア | ヒメイワダレソウ |
---|---|---|
雑草抑制力 | 1年目は強かったが、3年目は隙間に雑草 | 初期は◎だが、縦に伸びて隙間に雑草 |
メンテナンス | 成長ゆるやか/伸びてきたら刈り込み。踏むのが大事 | 縦に伸びやすく、早めの刈り込みが必要。踏むのが大事 |
害虫 | 黒い毛虫が出た/定期防虫で対策 | 同様に毛虫/防虫スプレーで対策 |
見た目・花 | 白く小さな花/ナチュラルで可憐 | 白・ピンクの花が華やか/侵入に注意 |
コスト | 1ポット 約600円 | 1ポット 100円以下で◎ |
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注意点|ヒメイワダレソウは“重点対策外来種”に指定されています
ヒメイワダレソウ(リッピア)は、環境省の「生態系被害防止外来種リスト」の重点対策外来種に指定されています。
扱いが禁止されているわけではありませんが、広がりすぎて他の植物に影響を与えるリスクがあるため、管理はしっかりと行う必要があります。
🌱 補足コラム:ヒメイワダレソウって「外来種」なの?販売してて大丈夫?
実はヒメイワダレソウ(リピア)は、環境省の「重点対策外来種」に指定されています。
とはいえ、「販売や栽培が法律で禁止されている」わけではありません。
このリストは注意喚起のためのガイドラインであり、主に「繁殖力が高く、放置すると在来種に影響を与える恐れがある植物」を示しています。
自宅の庭など管理された環境で育てる分には問題なしとされており、ホームセンターやネットショップでも今も普通に販売されています。
ただし、隣の敷地に勝手に広がらないように注意し、定期的な刈り込みや花壇への侵入対策はしっかりと。
ヒメイワダレソウは丈夫で便利な植物ですが、「管理ありき」のグランドカバーとして取り入れることが大切です。
後悔しないために知っておきたいポイント
クラピアやヒメイワダレソウは、見た目も可愛く、地面を緑で覆ってくれる人気のグランドカバーですが、実際に3年育ててみてわかったのは――
「広い庭には向かないかも」ということ。
クラピアは踏み込み管理(人がよく歩くことで密に育つ)ができてこそ雑草抑制の効果を発揮します。



踏んでくれたら密になって雑草生えにくくするよ!
逆に言えば、人の手が入らない広い範囲では隙間に雑草が入りやすく、結局は草取りが必要に。
ヒメイワダレソウ(リッピア)も同様で、雑草が生えやすく、葉が縦に伸びるぶん早めの刈り込みが必要。広い庭だとメンテナンスがかなり大変です。



クラピアよりも成長は早いよー
私自身も「クラピアは可愛いけど手がかかる子」と感じる場面が多々ありました。
今から選ぶなら、思い切って芝生+定期的な芝刈り機管理のほうがラクだったかも…と感じることも。



若い者には負けん!
なんだかんだで芝生が一番!
ただし、狭い通路や花壇の縁、小さな庭などなら、クラピアやリッピアの可愛さと雑草抑制効果のバランスが取れてちょうどいいサイズ感。育てがいもあるし、何より春の小花は癒されます。
私の結論|今ならこう選ぶ!
3年育ててわかったのは、見た目・手間・虫・費用のバランスがとても大事ということ。



ちょっと大雑把に生えるのが私の特徴かも
ヒメイワダレソウ(リッピア)は、春の花がとっても可愛いけど、ぐんぐん縦に伸びて花壇にも入り込んでくる“おてんば娘”。
葉の密度もクラピアに比べるとやや粗くて、隙間から雑草も生えがち。
クラピアも悪くないけど、広い範囲に植えるにはコストが高くつくし、やっぱり手がかかる。



私高いんで、、
今の私なら、**「花壇にもっと手をかけたい」「庭の草取りに時間を使いたくない」**という理由で、芝生を選びます。



芝生に変えちゃうかー?
ただ、小さい庭や通路など、管理できる範囲であればクラピアやヒメイワダレソウも選択肢としてアリ。
どれを選ぶかは、あなたの暮らしや庭との付き合い方次第です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ヒメイワダレソウとクラピアって何が違うの?
見た目は似ていますが、クラピアはイワダレソウを品種改良したもので、葉の密度が高くて雑草が生えにくい傾向があります。
ヒメイワダレソウは価格が安く手に入りやすいですが、手入れの頻度は高めです。



似てるけど全然違うよ
Q2. ヒメイワダレソウは雑草を抑えてくれますか?
成長初期は効果がありますが、数年経つと隙間から雑草が生えることもあります。
こまめな草取りや刈り込みが必要です。
Q3. クラピアの価格はどれくらい?
1ポット約500〜700円程度で販売されています。
庭全体に植える場合はそれなりに費用がかかるので、小さなスペースに使うのがおすすめです。
Q4. クラピアやヒメイワダレソウは冬どうなる?





クラピアの冬、鹿児島の1月の様子です
両方とも冬には枯れて茶色くなります。
春になると再び芽吹きますが、冬の見た目が気になる方は注意が必要です。



暖冬の時は緑色だよ
Q5. どんな人にクラピア・ヒメイワダレソウがおすすめ?
小さめの庭で日当たりが良く、こまめな草取りや手入れができる方に向いています。
管理の手間を省きたい方には芝生の方が向いているかもしれません。



草取りとかしたくない人は、植えない方がいいかも
クラピア・ヒメイワダレソウ育成グッズまとめ




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まとめ|クラピアとヒメイワダレソウ、3年育てた私の正直レビュー
どちらも最初は「雑草対策にぴったり!」と思って選びましたが、育ててみるとそれぞれに良さと手間があることを実感。
- ✅ クラピアは葉が密で見た目がかわいいけれど、広範囲にはコストがかかる&隙間の草取りが必要。
- ✅ **ヒメイワダレソウ(リッピア)**は成長が早く、費用も抑えられるけど、手間はかかる“おてんば娘”。
今あらためて選ぶなら、
「狭いスペースで管理できるならクラピア、広い庭なら芝生がラク」
というのが私の結論です。



グランドカバー選びは、“雑草対策”だけでなく「暮らしとの相性」も大事に!



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